以前のブログで、コーチができるだけ“『リソースフル』な状態を創り出しておくこと”というお話をしました(ブログ:クライアントの世界への『介入』)。
『リソースフル』とは良い状態、充分な状態なことですね。
では、コーチが充分な状態ではないとしたらどうなるんでしょうか・・・。
恐ろしいことに、無意識のうちにクライアントからエネルギーを奪おうとしてしまいます。あるいは、自分の中の満たされない部分をクライアントからの賞賛や承認で満たそうとします。「すごいですね~ぇ!」と言われようとする振る舞いをしちゃうんですね。
クライアントにとって、これほど不幸なことはありません。
ですので、普段から自分自身の存在を肯定的に受け止め(自己肯定感)、自分のことを認めてあげて(自己承認)、精神的にも肉体的にもリソースフルでいることです。これって、部下に関わる上司、あるいはさまざまな人間関係においても同じことが言えると思います。
コーチとしての『あり方』は、どのようなスキルよりも最優先されるもっとも大切なものなんですね。