前回は、「介入」することについてお伝えしました。今日はそれにも関連のある話をしてみたいと思います。
さて、みなさんが部下やクライアントにコーチング的な関わりをするときに、相手の前進や成長を、本人以上に強く信じることができるでしょうか。
『人には無限の可能性がある。』
本物のコーチは、部下やクライアント本人よりもはるかに強く(!)、相手の可能性を信じ続けます。その不動の信念(覚悟と言ってもいいでしょうね)があれば、強めの介入も可能になり、結果として相手を“健全に”エッジに立たせることができるので、アイデアやアクションを引き出すことにつながっていくんですね。
ですので…
「何か助言を与えなければ…」
とか、
「彼(彼女)の問題を解決してあげなければ…」
といった考え方から、解放されて自由になる必要があります。
これができないと、自分自身の体験からくる“あなたのアイデア”を安易にアドバイスしてしまいます(アドバイスがよくないと言っているわけではないですからね)。結果として、クライアントや部下の意識は一向にシフトしないんですね。