アドバイスするときは

以前、アドバイスに関して少しだけ触れました。今日はもう少し深堀してみたいと思います。

アドバイスって、いいですよね。たとえば職場で、部下がHowに悩んでいるときに上司がアドバイスすることで、部下の選択肢が広がり、ともに難局を乗り越えていく…とても素敵なことだと思います。

ただ、アドバイスするときに少しだけ注意することがあります。アドバイスとは、言ってみれば「(あなただったらできる)あなたの意見」です。

部下が上司からアドバイスをされたとしましょうか。このとき部下の内面では何が起きているんでしょうか。「はい、わかりました!」と言って、忠実にアドバイス通りに行動する。

ただ、自分の思考回路をほとんど動かさないリスクがあるんですね。この関係性が何度か続くと『上司がアドバイスをしてくれる』構造に慣れきってしまうんです。

さらに、アドバイスを受け入れた後、やってみてうまくいくケース、あるいはうまくいかないケースがありますよね。

うまくいったときは「この上司の言うことを聞いておけば失敗しないんだ」という依存的な安心感を手にすることが多い。

一方、うまくいかなかったときはどうでしょうか。「なんだよ、言うとおりにやったのにうまくいかないじゃん!」となる場合も…。これだと、まったくの“他責”ですよね(笑)。

ということで、アドバイスの中身そのものをサンドイッチにして伝えてみましょう。どっても簡単です。

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1.宣言する 『アドバイスするよ』『オレの意見を言うよ』

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2.アドバイスする 『(アドバイスの中身そのもの)』

  ↓↓↓↓↓

3.ボールを相手に渡す 『活かせるところある?』『君がやるとしたらどうする?』など

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よかったら試してみてくださいね。

 

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